桐生市の隠れた絶景スポットを発見しよう!
こんにちは!桐生市のその美しさに魅了されて、数え切れないほどの写真を撮影してきました。今回は、桐生市を代表する絶景スポットから、地元民だけが知る隠れた撮影スポットまで、プロの視点から厳選した7つの超絶インスタ映えスポットを皆さんにご紹介します。
桐生市は、古くから織物のまちとして発展してきた桐生市は、懐かしさと新しさが交差する不思議なまちとして知られています。そんな桐生市には、四季折々の美しい自然と歴史的建造物が融合した、まさに撮影者の心を鷲掴みにする絶景スポットが数多く存在しているんです。
Instagram やSNSで「いいね!」をたくさんもらえる写真を撮りたい方、プロのような美しい写真を撮影したい方、そして桐生市の魅力を再発見したい方にとって、この記事は必見の内容となっています。
1. 宝徳寺の「床もみじ」- 全国でも数少ない奇跡の絶景
桐生市最大の撮影スポットといえば、何と言っても宝徳寺の「床もみじ」です。床もみじは全国のお寺でも数カ所しかなく、なかでも自由に撮影してSNSなどにアップできるのは、宝徳寺だけと言われています。
床もみじの魅力と撮影のコツ
床もみじと和傘のコラボレーションは、まるで鏡の世界に入ったかのような幻想的な雰囲気。美しさの中に儚さも感じる不思議な空間が広がります。実際に私も何度も撮影に訪れていますが、その美しさには毎回息を呑んでしまいます。
撮影のプロテクニック:
- 床スレスレまでカメラを下げてください。ローアングルでカメラを構えることによって、よりキレイな床のリフレクションが撮影できます
- 床にカメラやスマートフォンを近づけて、できるだけ水平で撮影すると綺麗な写真が撮れます
- 朝の9時頃の人が少ない時間帯がおすすめ
特別公開スケジュール
宝徳寺の床もみじは期間限定の特別公開となっています:
2025年の公開予定:
- 春の床もみじ特別公開:4/12(土)~5/18(日)拝観受付時間9:00~16:00 拝観料:800円
- 夏の床もみじ特別公開:7月5日(土)~ 9月23日(火祝)
- 秋の床もみじ特別公開:10月18日(土)~12月3日(水)
特に秋の特別公開では、毎年11月中旬頃、境内にある100本以上のもみじが紅葉し見頃をむかえます。また、秋の床もみじライトアップ開催:11月8日(土)~12月3日(水)も実施されるので、昼と夜の異なる表情を楽しめます。
2. 鳴神山山頂からの360度パノラマ絶景
桐生市を代表する山、鳴神山は撮影愛好家にとって外せないスポットです。鳴神山は、群馬県桐生市にある、標高980mの山で山頂は双耳峰で2つの峰があります。桐生岳と仁田山岳との2つ...山頂は360度のパノラマが広がり、展望がすばらしい。
山頂からの絶景撮影ポイント
桐生岳は360度の大パノラマ展望地。男体山、日光白根山、赤城山、武尊山、皇海山などの雄大な姿を望めます。特に朝の時間帯は、朝日に照らされた山々が美しく、プロの風景写真家も多く訪れています。
撮影のベストタイミング:
- 日の出の1時間前から山頂で待機
- 夕方の16時頃のマジックアワー
- 晴天時の雲海が発生する早朝
登山アクセス情報
マイカーで東京、埼玉方面から「鳴神山」に登るには、「小平(おだいら)の里」経由で、「狩猟協会記念碑広場」を目指し車を駐車して、その先徒歩3~5分の「赤柴登山口」まで入ると、最短コースで「鳴神山」の山頂に行けます。
健脚なら「鳴神山」山頂まで、休みなしで1時間、「標準タイムの1.2倍+休憩」(79歳の私の脚力)でも、75分でしたので、比較的登りやすい山として人気があります。
3. 桐生川源流林の渓谷美
桐生市の梅田を流れる桐生川は、森林浴の森100選に選ばれた源流林を源とし、梅田湖を経由、市街へと流れていく。中心地からほど近くにありながら、その緑の多さに驚かされる。
渓谷撮影の魅力
桐生川はモミジ・カエデが多く、紅葉の撮影スポットとして人気があります。特に上流部分は「桐生川源流林」と呼ばれ、自然豊かな渓流美を味わうことができます。
撮影スポットへのアクセス:
桐生市街地より県道66号を北上し、桐生川ダム(梅田湖)へ。そこから県道337号を川沿いに走っていくと途中に「梅田ふるさとセンター」があります。ここからさらに上流を目指し走っていくと、草木湖方面に繋がる林道との分岐があります。
撮影のコツ
- 長時間露光での水流表現
- 新緑の時期(5月)と紅葉の時期(11月)が特におすすめ
- 早朝の霧が発生する時間帯が幻想的
4. 桐生新町重要伝統的建造物群保存地区のレトロ建築
桐生市にある桐生新町重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)は、桐生を代表する産業の絹織物業を中心に発展していった地域。江戸後期から昭和初期に建てられた土蔵やノコギリ屋根の工場など、歴史的に重要な建造物が一体になっています。
インスタ映えする建造物たち
桐生市本町1丁目・2丁目及び天神町の一部には、400年ほど前に桐生天満宮を起点としてつくられた在郷町・桐生新町の面影を残す古い建物が数多く残り、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されていて、日本遺産の構成文化財にも認定されています。
撮影におすすめの建物:
- 矢野本店:圧倒的な建物の存在感!! 現在の店舗は大正5年に建てられたそうです
- ベーカリーカフェレンガ:ノコギリ屋根のパン屋さん。大正時代に建てられ、桐生に唯一残っているレンガ造りのノコギリ屋根工場
街歩き撮影のコツ
矢野園から旧株式会社金芳織物工場 鋸屋根工場まで約1.3kmのコースで、所要時間はおよそ1時間30分ほどの街歩きコースが用意されており、効率的に撮影スポットを巡ることができます。
5. 桐生天満宮の神聖な美しさ
学問の神様として知られる菅原道真を祀る桐生天満宮。関東五大天神の一つで、学業受験合格や厄除けなどさまざまなご利益があります。
撮影ポイント
社殿や拝殿で見られる精巧に彫りこまれた彫刻は、寛政元年(1789年)から残されており、今も見る人を魅了する美しさ。拝殿に彫られた貴龍と呼ばれる龍の彫刻は、この地の「桐生」の語源でもあるとか。
撮影のベストタイミング:
- 早朝の静寂な時間帯
- 祭りの時期(特に桐生八木節まつり)
- 境内の季節の花々が咲く時期
6. 桐生が岡動物園と遊園地の家族向けスポット
桐生市にある無料で楽しめる動物園です。特にライオンとレッサーパンダがお気に入りです。ライオンのもぐもぐタイムもあるみたいなので、その時間にまた行ってみたいです。

今は亡きアジアゾウいずみちゃん
撮影の魅力
レッサーパンダ3頭が新しい素敵な新舎と共にお目見えしました。とにかく可愛いです。ライオンやキリン、たぬきやポニーとたくさんの動物がかなり間近に観察できます。
動物の自然な表情を捉えるには、動物たちが活発に動く時間帯を狙うことが重要です。特に朝の開園直後や夕方の時間帯がおすすめです。
7. 桐生市民文化会館(美喜仁桐生文化会館)
桐生八木節の会場ともなっている市民の多目的ホール、桐生市市民文化会館。繭形の大屋根が特徴の文化施設で、桐生市に本店をおく日本料理店「美喜仁(びきに)」が命名権を得て、令和3年から令和6年まで美喜仁桐生文化会館(びきにきりゅうぶんかかいかん)という名前で看板が立てられています。
建築美の撮影
繭形の大屋根は桐生の織物産業を象徴する独特なデザインで、建築写真としても非常に映える構造となっています。特に夕方の時間帯に建物を斜めから撮影すると、屋根の美しい曲線が際立ちます。
実際の撮影体験談とローカル情報
私自身、これまで桐生市内の撮影スポットを数十回以上巡ってきました。特に印象に残っているのは、宝徳寺の床もみじを初めて見た時の感動です。本堂の床に映る紅葉の美しさは、まさに日本の美意識を集約したような光景でした。
また、鳴神山の山頂で見た日の出は、今でも忘れることができません。関東平野を一望できる360度のパノラマは、標高980mという比較的低い山からは想像できないほどの壮大な景色でした。
地元の方々との交流も撮影旅行の楽しみの一つです。桐生の方々は写真撮影に対して非常に協力的で、おすすめのスポットや撮影のコツを教えてくれることも多いです。
季節別撮影カレンダー
桐生市の撮影スポットは季節によって全く異なる表情を見せてくれます。
春(3月~5月):
- 宝徳寺春の床もみじ(4月中旬~5月中旬)
- 桐生川源流林の新緑
- 鳴神山のカッコソウ(4月下旬~5月上旬)
夏(6月~8月):
- 宝徳寺風鈴まつり(7月上旬~9月中旬)
- 桐生八木節まつり(8月上旬)
- 渓谷での涼しげな撮影
秋(9月~11月):
- 宝徳寺秋の床もみじ(10月中旬~12月上旬)
- 鳴神山の紅葉(10月下旬~11月上旬)
- 桐生川源流林の紅葉
冬(12月~2月):
- 雪景色の重伝建地区
- 冬の澄んだ空気での山岳撮影
撮影時のマナーと注意点
桐生市での撮影を楽しむ際は、以下の点にご注意ください:
1. 私有地での撮影マナー:マップにある建造物はどれも個人の所有物なので、敷地に無断で入ったり無許可で撮影したりしないなど、マナーを守って観光や撮影を楽しんでください。
2. 宝徳寺での撮影ルール:床もみじは特別公開期間中のみ撮影可能です。係員の指示に従い、他の参拝者への配慮を忘れずに。
3. 登山での安全対策:鳴神山では適切な装備と十分な準備をして登山を楽しみましょう。
4. 環境保護:自然スポットでは「Leave No Trace」の精神で、何も持ち帰らず、何も残さずを心がけましょう。
撮影機材とテクニック
推奨機材
カメラ:
- 一眼レフまたはミラーレスカメラ
- 広角レンズ(14-24mm):山頂からのパノラマや建築物撮影
- 標準レンズ(24-70mm):汎用性の高い撮影
- 望遠レンズ(70-200mm):動物園での動物撮影
アクセサリー:
- 三脚:長時間露光や夜景撮影に必須
- フィルター:PLフィルター(反射除去)、NDフィルター(長時間露光)
- 予備バッテリー:寒い時期の撮影では消耗が早い
撮影テクニック
構図のコツ:
- 三分割法を活用
- 前景・中景・背景を意識した奥行きのある構図
- 対称性を活かした構図(特に床もみじ撮影)
光の活用:
- ゴールデンアワー(日の出後・日没前の約1時間)
- ブルーアワー(日没後の薄暮時間)
- 逆光を活用したシルエット撮影
周辺グルメ情報
撮影の合間に楽しめる桐生市の名物グルメもご紹介します:
ソースかつ丼:
桐生市の名物といえばソースかつ丼。市内には数多くの名店があり、撮影の合間のエネルギー補給に最適です。
ひもかわうどん:
桐生発祥の「ひもかわ」は、麺の幅が広い名物うどん。中には幅約10cmを超える麺を提供するお店もあり、インパクト絶大です。
地元の和菓子:
重伝建地区にある老舗和菓子店では、季節限定の美しい和菓子が楽しめます。
アクセスと駐車場情報
主要スポットへのアクセス
宝徳寺:
- 車:北関東自動車道太田桐生ICから約30分
- 電車:JR桐生駅からバスで約25分
- 駐車場:無料(普通車・二輪車)
鳴神山:
- 車:桐生市街地から約30分
- 駐車場:狩猟協会記念碑広場(5台程度)
重伝建地区:
- 車:北関東自動車道太田桐生ICから約20分
- 電車:JR桐生駅から徒歩約15分
便利な周遊手段
遊園地・動物園~まちなかコースと新桐生駅~重伝建コースの2ルートで土日祝日のみ運行している低速電動コミュニティバス「MAYU」。どちらのコースも有鄰館前に停車します。乗車料金はなんと無料!
地域との連携と継続的な魅力発信
桐生市の撮影スポットは、地域の皆さんの協力と理解があってこそ成り立っています。私たち撮影者も、地域の文化や歴史を尊重し、持続可能な観光・撮影を心がけることが大切です。
また、SNSで撮影した写真をシェアする際は、ハッシュタグ「#桐生市」「#桐生撮影」「#桐生インスタ映え」を使用することで、桐生市の魅力をより多くの人に伝えることができます。
まとめ:桐生市撮影の魅力を最大限に活用しよう
桐生市は、季節によって撮れる写真が変わるところもあるので、同じ観光地でも季節を変えて何度でも足を運びたくなるという魅力的な特徴を持っています。
今回ご紹介した7つのスポットは、それぞれ異なる魅力を持っており、撮影者のレベルや興味に応じて楽しむことができます。初心者の方でも、この記事でご紹介したコツを参考にしていただければ、きっと満足のいく写真が撮影できるはずです。
桐生市には当時の雰囲気をそのまま残した歴史ある建物がたくさんあり、非日常を味わいながらゆっくりと観光するのにぴったりです。
ぜひ、カメラを持って桐生市の美しい風景を撮影し、その魅力を多くの人に伝えてください。皆さんの撮影した写真が、桐生市の新たな魅力発見につながることを心から願っています。
撮影を通じて桐生市の奥深い魅力を発見し、地域の文化や歴史に触れながら、素晴らしい思い出を作っていただければと思います。安全で楽しい撮影旅行をお楽しみください!